「みんな普段どれくらいお金使ってるの?共働きなんだけどお金どうやって管理しているのか気になるなぁ」
共働きだとお互いが収入を得ている反面、どうやって管理するか難しいという側面もありますね。
夫婦ふたりだけであれば金銭的余裕があるので、ちゃんと管理しなくても問題ないかもしれませんが、子供を育てるようになると将来のための貯蓄を考えないといけません。
このページではフルタイムで共働きしつつ、子供2人を育ていている僕が、財布の管理方法と管理の考え方についてご紹介します。
こういう考え方もあるよ、ということで参考になれば幸いです。それではいってみましょう。
目次
はじめに
我が家は妻と子供2人(4歳・2歳)の4人家族です(2021年4月時点)。
夫婦共働きのフルタイム勤務で、平日は子供を保育園に預けています。
世帯での年収は1000万くらいです。個人ではなく、夫婦合算の数字です。
1000万程度ではすごい贅沢な暮らしができるわけではありませんが、毎年貯金もできていて、大きな不自由もないレベルには暮らせています。
ちなみに、6月に3人目が生まれる予定です。また忙しくなりそうです(白目)。
共働きの財布管理方法について
共働きの場合、財布管理は大きく3つのパターンがあります。
- 夫婦別々で管理して、生活費を折半
- 片方がまとめて管理して、お小遣いを出す
- 共通の口座を作り、そこから生活費を出す
1.は子供がいなくてお互いバリバリ働いている家庭に多い印象。
自分で稼いだお金なんだから、自分で好きなように使うぜ!お金あるから大丈夫!みたいな人たちです。
2.は特に一昔前の家庭に多い印象があり、僕の実家もこのパターンでした。
母親がお金を全部管理して、父親にお小遣いを渡す。
「飲みに行くからお金ちょうだい…」と父が母に交渉する場を何度も見てきました。お疲れさまです。
3.は最近増えてきている、月々決まった金額を一つの口座にまとめて、そこから生活費を捻出するパターンです。
収入に応じて入金額に傾斜をかけられる(=公平感がある)ので、共働きはこの方法が一番いいと個人的に思っています。
そして我が家の場合ですが、3をベースに一部改変しています。
我が家の財布管理
僕の場合、財布はこんな感じのルールで管理しています。
- 毎月お互いが決められた金額を共通口座に入れる(収入に応じて傾斜をかける)
- 生活費は共通口座以外から捻出する(例外あり)
- 月一回全口座の残高チェックを実施
共通口座に入金して管理する点は先程のパターン3と同じですが、生活費は共通口座ではなく、各自の収入から共通口座への振込額を差し引いたものを充てます。
さらに、そこから残った金額がお小遣いとなります。
整理するとこんな感じです。
収入 – 共通口座への入金(固定額) – 生活費(変動額) = お小遣い
以下、この仕組みのポイントについて解説します。
共通口座について
一言でいえば貯蓄用の口座です。基本このお金は手を付けず、将来のまとまった支出に備えます。
入金額の決め方は結構ざっくりですが、FPさんにも相談しつつ、これくらいあれば足りるかな、くらいで決めていますね。
一番のメリットは基本手をつけないお金と決めているので、着実に所得が増えていく点です。
強制的に入金する力学がはたらくので、つい使ってしまった、ということがなくなります。
大きな出費が無い限りはほぼ定額で増えていくので、資金計画が立てやすいというメリットも。
一応デメリットを挙げておくと、口座は夫婦どちらかの名義で作ることになると思うので、万が一離婚して財産分与となった時に面倒なことです。
あまり考えたくないですが。。
生活費について
我が家の場合、生活費の財源は共通の口座ではなく、支出項目ごとに各自の個人口座から捻出しています。
こんなイメージです。
食費、日用品など日々の生活で発生するお金 → 妻の個人口座から捻出
保育園代、マンションの管理費、たまの外食代などのお金 → 僕の個人口座から捻出
なぜこうしているかというと、めんどくさいから。
生活費をひとつの口座にまとめてそこから捻出、とするとお金の引き出しもとを統一しなければいけなかったり、共通口座とまとめると貯蓄額が変動して将来の見通しが立てづらかったりするので、こうしています。
担当する支出項目は家事分担ベースで決めているものもありますが、全体を見て支出が偏らないようにバランスを見て決めています。
我が家の場合は僕のほうが収入多いので、保育園代など大きめの支出は僕が担当し、普段料理してもらっている妻には最低限の食費・日用品を担当してもらっているという感じですね。
ここでの公平感を保つことがこの管理方法における一番のポイント。
公平でないなと感じたら、負担する項目を変えるか共通口座への入金額を調整します。
小遣いについて
月の収入から貯蓄用の固定費と生活費を差し引いた額が小遣いです。毎月いくら、と固定にしていません。
理由はモチベーションの維持です。
我が家は共働きなので、お互い差はあれど収入がそれなりにあります。
小遣い制にした場合、どんなに働いても自分で使えるお金の幅が決まってしまうので、がんばりに対するリターンの割が合わないのが嫌なんですよね。
なので、最低限貯める金額以外は(生活費含め)自由に使って良いルールにしています。
こうするとお互い管理するお金の幅が大きくなるので、使途不明金が増えますよね。
なので、すべての口座をチェックする機会を設けています。
月イチチェック
管理している口座すべての残高をチェックし、Excelに記入します。
家計管理アプリは色々ありますが、名義が違ったり数が多くなるとアプリひとつで管理するのが大変なので、月イチであればExcel管理が一番楽でした。
ライフイベントがあった場合は残高や積立額が大きく変わるので、シートを別にして管理しています。
そのほうが経年の変化を正確に把握できるのと、単純にそのまま行を追加していくと縦に長くなりすぎて見にくいのが理由です。
ここで金額確認し、お互いの収支をチェックします。ここでマイナスだと「なんでやねん」というツッコミが入ります。
自由に使っていいというルールではあるものの、無駄遣いすればここでバレるので、月一回は必ず夫婦で確認するようにしています。
大事なのはゆるーくやること
僕は働くうえでのモチベーションをとにかく大事にしています。
我慢して働いても、どこかで無理がきてしまいますし、モチベーションが低ければいい仕事もできません。
なので、家計管理については大枠の仕組みをいったん決め、普段の財布管理はざっくりにすることで
日々の生活は管理から離れてのんびりやりつつ、長い目で見たときの管理はしっかりするという構造にしています。
つまりゆるーくやる、ということです。
もちろん日々の支出を細かく管理すればもっとお金は貯まると思います。
現状はそこまで支出を切り詰める必要性を感じていないのと、切り詰めることに時間を使いすぎて生活ががんじがらめになるくらいならある程度好きなことにお金使ったほうが今の生活にあっていますね。
敢えてルール化しない、という点については「共働きする際に気をつけたいこと4選」でも紹介している、共働きを継続するうえで重要な考え方です。
まとめ
共働きはとにかく忙しいうえに、子育ても入ってくるととにかく時間がないです。
皆それぞれ一生懸命生きているのに、お金も切り詰めないといけないと考えすぎてしまうと、余計につらくなってしまいますよね。
そうならないよう、日々の家計はあまり無理せず、ここは貯金すると決めた範囲以外は自由に使うという考えの方が、日々忙しく働いている共働き世帯にとって適していると思っています。
仕事が忙しいぶん、日々の生活くらいはお金についてあまり考えず、ゆるく生活してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただいありがとうございました。
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