イクメンアピールは不要?うざいと思われないために必要なこと

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皆さんはイクメンについてどういうイメージを持っていますか?

「育児をしっかりするパパさん」というイメージの方もいる一方で、「イクメンってうざいよね」「イクメンっておかしくない?」と思う方もいるのではないでしょうか。

本日は2児の父親である僕が、なぜイクメンはうざいと思われるのかを考察し、うざいイクメンにならない・させない方法についてお伝えします。

イクメンうざいと感じているママや、うざいイクメンになりたくないパパに読んでいただけると幸いです。

はじめに

本記事ではイクメンについて僕なりの考えを書いています。

ここで記載した内容がすべてのイクメンが該当するということではなく、あくまでごく一部の目立ちたがりなイクメンについて言及していることを、予めご了承ください。

イクメンとはなにか

イクメンは下記の通り定義されており、育児に積極的に関与するパパのことを指しています。

イクメンとは、日本語で子育てに積極的に関与する男性を指す俗語である。顔立ちの魅力的な男性を指すイケメンが転じたもの。イケメンの語にやや遅れて2000年代から急速に普及した。

Wikipediaより引用
ゆべ

ゆべ

普及したのは2000年代なので、10年以上前から使われているようです。

元々育児に積極的に参加してこなかった父親が、時代の流れもあり育児に参加するようになったことで作られた造語という印象です。

なぜイクメンはうざいのか

一部の方はイクメンに対してうざいというイメージを持っているようです。
Google検索でイクメンと入力すると、サジェストでうざいとかおかしいと表示されます。


Twitterでもイクメンについてネガティブなイメージを持っている方がいるようです。

自称イクメンへの不快感や、イクメンというワード自体への嫌悪感みたいなものが多い印象です。

なぜイクメンは誕生したのか

ではなぜイクメンという言葉が誕生したのでしょうか。これは日本人男性の育児参加率が世界と比べて低いことが原因の根底にあると考えています。

日本は先進国の中でも男性の育児参加率が極めて低い国として有名です。2020年間ベストセラー1位(ビジネス書、トーハン調べ)を獲得したFACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣では、日本の育児に対する考え方について、以下のように記されています。

たとえば、韓国や日本では妻が夫の両親を世話するのがあたりまえだし、子供の世話も1から10まで母親がするものとされている。そんな習慣を「アジア男児の流儀」だと言って、堂々と自慢する男性もたくさんいる。

出典:FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

つまり日本の男性は子育てをしないもの、という認識が今もなお色濃く残っていると言えるでしょう。

僕が子どもの頃、父親は平日まったく家事や育児に参加せず、仕事ばかりしていました。そういった家庭で幼少期を過ごされた方も多いのではないでしょうか。

その後共働きが普及するにつれて、男性が(少しはあるものの)育児に参加するようになると、今度はそれを特別扱いするようになりました。それがイクメンです。

このようにイクメンは、そもそも育児を全くしなかった男性が、ほんの少し育児に参加してめちゃくちゃ低いハードルを超えたことでなんか褒められている状態といえるのではないでしょうか。

なぜイクメンはうざいのか

男性の育児が珍しいこと、と男性が思っている、もしくはそう見えることが原因だと思います。

元来日本においては「子育ては女性がするもの」という認識が一般的でした。女性が一日の大半を子育てに費やしている中、たいして育児もしていない(全員がそうではありませんが)男性がほんの少し育児をするだけで周りがちやほやし、自身も「俺、イクメンなんだぜ」的なアピールをされたら「いやいやおかしいでしょ」と言いたくなる気持ちも理解できます。

今では男性も女性同様に育児をするという考え方が普及しつつあるものの、育児に対する男性と女性の考え方の差が、イクメン=うざい・おかしいというイメージを作っているのではないでしょうか。

イクメンは不要なのか

ではイクメンは不要なのか。僕は現時点ではNOだと思います。

たとえイクメンがちょっとしか育児をしていない状態、もしくはそれなりにやっているけど過度にやっているぜアピールをしている状態だとしても、一定育児をやっていることに変わりはないからです。

イクメンという言葉が生まれ、少しずつですが男性が育児に参加することが当たり前になり、育児に対する考え方の変化や雰囲気作りに貢献していると考えれば、イクメンは社会的に大きな価値があります。

なので、僕はイクメンの名乗っている方を見ても否定はしませんし、程度の差はあれど育児に参加している男性を応援したいと思っています。

実際バリバリ育児参加しているイクメンもいれば、たまに育児参加してイクメン名乗る人もいたりと様々なパターンがあります。ただいずれにせよ育児には参加している(はず)ので、それ自体はとても立派なことだと思うわけです。(それを毎日普通にこなすママはさらに立派なのですが)

イクメンは世の中からいなくなるのが理想

僕は自分のことをイクメンと名乗ったことも無ければ、イクメンと思ったこともないです。育児には参加しているものの、子どもと触れ合う時間は妻のほうが多いですし、自信をもって育児に向き合っているとは言えず、まだまだ半人前だと思っています。

先程イクメンは価値があると書きましたが、最終的にはイクメンが世の中からいなくなって欲しいと願っています。これは男性が育児に参加することが当たり前になり、育児をする男性=特別でないという社会的通念ができることで、イクメンという言葉自体が使われなくなってほしい、という意味です。

僕は日本の男性が今よりもっと育児に参加し、子育ての不安を夫婦で減らすことで、子育てに前向きになる家族を増やしたいと考えています。

イクメンという言葉は、男性の育児参加率向上に一定の役割を果たした後、自然と使われなくなっていくのが理想ではないでしょうか。

うざいイクメンにならない・させないために

まず、自称イクメンのパパへ。

あなたがしている事は世界的に見たら当たり前のことです。どうか俺はイクメンだとか威張らないでください。けど日本という国において、あなたの存在は重要な意味を持ちます。もっとたくさん家事・育児に参加してくれればみんなが幸せになります。

続いて、ママへ。
イクメンを責めないでください。彼らは別に悪気があって威張っているわけではなく、歴史的な背景がそうさせているだけに過ぎないのです。男は極めて単純な生き物です。おかしいとかうざいとか負の感情を抑えて、少しでいいので褒めてあげてみてください。今まで以上に育児に参加してくれるはずです。

さいごに

子どもを育ているのは親の努めです。親とはママ、そしてパパを指します。

パパが育児をするのは当然の努めという雰囲気がこれからの日本に浸透していくことを願っていますし、そんな社会にするために、僕も活動していきたいと思います。

育児、楽しいですよ!みんなで育児やりましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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