「日経ビジネスって聞いたことあるけど、どんな雑誌なの?就活や転職活動に役立つ情報があるのか知りたい!」
こちらの疑問にお答えします。
情報社会と呼ばれる昨今、情報を効率的に取得することが現代を生きる上で不可欠になってきています。
『日経ビジネス』は世の中のビジネスマンや就活中の学生によく読まれているビジネス雑誌です。
独自性の高い記事や専門家のインタビューが数多く掲載されており、情報の質の高さが特徴です。
このページでは、実際に日経ビジネスを定期購読して内定を獲得した僕が、日経ビジネスの評判やメリット、他のビジネス書との違いなどについてまとめました。
忙しいけどいい情報が欲しい!という方はぜひご一読ください。
目次
日経ビジネスとは
日経ビジネスは日経BPが提供するビジネス雑誌です。
日経と聞くと「日本経済新聞」を思い浮かべる方も多いと思いますが、日経BPは日本経済新聞社の子会社にあたるので、同じ系列になります。
ゆべ
日経新聞からビジネス部分を切り取って詳しく解説しているイメージです。
主な特徴をまとめました。
- 主要ビジネス誌で28年連続読者数No.1
- 年間1000人のリーダー、1500件の企業事例を紹介
- 基本書店では販売されておらず、日経BP社に直接申し込む必要がある
- 雑誌だけでなく電子版もある
ビジネスマンからの支持も厚く、購読者数は30万人以上と他のビジネス雑誌を圧倒しています。
最初に読むビジネス雑誌を探している方は、とりあえず日経ビジネスから始めてみると失敗は少ないと思います。
購読のきっかけ
僕が日経ビジネスを読み始めたきっかけは、学生時代の就活でした。
大学院に進学した僕は、研究に勤しむ傍らでバイトしたりラクロスのコーチを務めたりと、なにかと忙しくしていました。当然就活にかけられる時間も限りがあり、準備しないと!と思うもののなかなか手が回らない状況が続きました。
僕が学生時代コーチを務めていたラクロスは、就職活動に強いと言われています。その理由を考察しているので、お時間ある方は読んでいただけると嬉しいです!
特に不安だったのが面接対策です。日頃からニュースや新聞に目を通していればよかったのですが、前述の通り忙しかったこともあり、なかなか世の中の動向についていくことができていませんでした。
このままだとやばいな、時事問題聞かれたら何も答えられない…。
そう思っていたところ、たまたまネットで日経ビジネスの記事を発見。
試しに読んでみたところ、要点について整理されていて読みやすかったことと、それぞれの話題について深く掘り下げているなと感じ、定期購読を決意。
当時は東日本大震災の後ということもあり、原子力発電所の是非に関する記事が掲載されてました。
様々な専門家が原子力発電所に関する見解を述べており、「こういった考え方もあるのか」と勉強になったのを覚えています。
記事を読みこんで自分なりの考えを作りこみました。面接で気になるニュースについて聞かれたので原子力発電所について話したところ、非常に反応がよく、結果大手メーカーで内定をいただくことができました。
その後も時事問題について効率的に情報を集めるために、日経ビジネスを活用しています。
日経ビジネスが就活や転職活動に役立つ理由
日経ビジネスはビジネスマンだけでなく、就活中の学生や転職活動中のサラリーマンにとって非常に役に立つビジネス誌と言えます。
その理由をまとめてみました。
- 時間効率がいい。
- 話題の理解度が上がる
- 面接力がアップする
詳しく説明していきます。
時間効率がいい
日経ビジネスでは主要なビジネスニュースについてのみ取り上げられているため、抑えておくべき話題を効率的に知ることができます。
新聞だと情報量は多いのですが、逆に情報が多すぎてどこを読めばいいのかわからないということになりがちです。
日経ビジネスでは主要なニュースを中心にまとめられているので、どれを読めばいいのかと悩む必要がありません。
読むボリュームも丁度いいので、スキマ時間に効率よく情報収集することができます。
ゆべ
僕は就活の移動中にサッと読んで情報収集していました。
話題の理解度が上がる
一つの話題に対しての情報量が多いため、話題に対する理解度がかなり高くなります。
テレビのワイドショーでは主要なニュースが取り上げられるものの、コメンテーターが当たり障りのないコメントをしてよくわからないまま終わる、という経験はないでしょうか。
日経ビジネスでは専門家やトップの経営者など様々な方のインタビュー記事が掲載されており、取材内容も深いことから、記事の情報量がかなり多いです。
インタビュー記事の多さは日経ビジネスならではだと思うので、これだけでも読む価値があります。
面接力がアップする
ここまで日経ビジネスは「主要なニュースについて深堀りされている」とお伝えしましたが、これが就活や転職活動の面接で役に立ちます。
面接での質問の中に、「最近気になるニュースはありますか?」というものがあります。
面接官はこの質問を通して、情報感度や社会に対する意識、そして個性を見ています。
気になるニュースを答えるだけであれば前の2つは問題ないのですが、大事なのは最後の個性です。
というのも、ニュースの中身ではなく、そのニュースをどう捉えているかが面接では重要になるからです。
Aさん「高所得者の児童手当が廃止というニュースが気になります。お金がもらえなくなると生活が厳しいので節約しないとと思っています。」
Bさん「高所得者の児童手当廃止というニュースが気になっています。生活に余裕のある高所得者への給付を廃止するのは一見合理的に見えますが、そもそも少子化が進んでいる日本において、子供のための給付金をカットすることが自体、本気で少子化対策をする気があるのか疑問に感じてしまいます。」
あなたはこの二人の回答を聞いて、どちらを採用したいと思うでしょうか。
日経ビジネスでは様々な専門家が時事問題についてコメントしているので、色々な側面で物事を考えることができます。
今回例に挙げた給付金問題だけでも、少子化対策だけでなく、税金利用の公平性や事実婚の増加など色々考えるべきことが生まれてきます。
限られた時間の中で効率的に情報を収集し、理解を深め、多角的に物事を捉えることで自分の意見を作ることができる点において、日経ビジネスは就活や転職活動において大いに役に立つと考えています。
日経ビジネスのいまいちなところ
内容については不満はないのですが、購入にかかる費用がすこし高いと感じます。
というのも、日経ビジネスは雑誌単位での販売をしておらず、半年や一年単位での購入となります。
購入する際は半年・一年分の支払いをする必要があるため、まとまったお金が必要になります。
いくら有益とはいえ、いきなり雑誌に数万払うのは気げ引けますよね。
なので最初は日経ビジネス電子版を無料で読むことをおすすめします。
日経ビジネス電子版は会員登録なしでも無料記事であれば読むことができますし、無料会員登録であれば月3本まで有料記事を読むことができます。
まずは無料の範囲で読んでみて、それから内容が気に入るようであればお金を払って読み続けるという方法が一番失敗しないと思います。
さらに学生の場合、学割適用により定価の30%割引で購入することができます。
僕も学生時代学割を使って安く購入しました。学生の方はこの機会に購入を検討してみてはいかがでしょうか。
学割適用はこちらのページから申し込めます。
日経ビジネスをおすすめできる方
日経ビジネスをおすすめできる方はこちらです。
- これから就職活動する学生
- これから転職活動をしようと思っている、もしくはしている方
- とにかく忙しいけど時事問題には詳しくなりたい方
前述の通り、世の中の主要なニュースについて深く掘り下げている記事が多いので、面接対策に効果的です。
就職活動をしている学生や、転職活動中のサラリーマンにとっては非常に心強いビジネス誌でしょう。
就活や転職活動をしていない方でも利用価値は大いにあります。特に日頃仕事で忙しいけど、世の中のニュースにはついていきたいと思っている方にとっては、短時間で理解を深められる日経ビジネスが適していると言えます。
まとめ
ビジネス誌というとバリバリ働いているサラリーマンが読むイメージがありますが、就活中の学生から転職活動を考えている方まで役に立つ情報が満載です。
興味のある方はぜひ購読を検討してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。