「Twitterやっているんだけどいいねがもらえない。。いいねもらいやすい時間帯を知りたい!」
こちらの疑問についてお答えします。
僕のTwitterアカウントは1000人強のフォロワーがいる(2021年4月時点)のですが、ツイートしてもいいね一桁とか普通に起こる弱小アカウントです(泣)。
ゆべ
1000人いていいね一桁って1%切ってるからね?
今ではメンタル鍛えられて耐性つきましたが、それでも反応ないよりはあったほうが嬉しいのも事実。
で、色々調べてみると色々な情報が出てくるわけです。
- 朝のツイートは必ずしよう!
- 休日は昼間が反応いいよ!
- 〇〇曜日の〇〇~△△時がおすすめ!
など
でもそういうデータって「一般的にこうだよ」って話なので、自分のフォロワーの行動特性によって変わると思うんです。
あと明確な根拠なしに「朝がいいぞ!」って言われても「具体的にどれだけ上がるんだよ」と疑念は尽きません。
そこで!
僕のブログ用Twitterアカウントを使って、実際にどの時間帯がいいねもらいやすいのか、どれくらい差があるのかを数値化して分析してみました。
ちょっとでもいいねもらいたいと思っている方の参考になれば幸いです!それではいってみましょう。
目次
注意事項
Twitterは本来自分の思ったことを好きにつぶやく場だと思っています。今回はいいねをもらいやすい時間を分析しますが、それを知ることで投稿時間を気にしてしまうなどTwitterを楽しめなくなってしまうと感じる方はブラウザバックすることをおすすめします。(そもそも大した分析ではないので心配無用かもしれませんが)
今回の調査は何らかの答えを導くものでもなく、またすべての方にあてはまるものではありません。
得られた結果から何が言えるのかは、この記事を読んでくれた皆さんで考えてみてください。(一応、自分なりの解釈は書いておきます)
なぜいいねの時間帯を分析するのか
今回はTwitterのいいね数を時間軸で分析します。
Twitterのエンゲージメント数(いいねやリプなど反応もらった数の総称)について整理すると、なんとなく以下のような感じで定義されると仮定しています。
露出数 × 興味数 = エンゲージメント数
露出数はいかに多くの人に見てもらえるかがポイントになるので、例えば以下のような要素で構成されます。
- フォロワー数
- 投稿頻度
- 投稿タイミング
興味数(興味を持ってもらった数)は文字通りいかに自身のツイートに興味を持ってもらえるかがポイントです。例えば以下のような要素で構成されます。
- ツイート内容
- ツイートの文字数
- ツイートする人自体の魅力(権威性など)
ツイートの内容は共感を得られるセオリーみたいなものが一定あるものの、感情は人それぞれなので解析の難易度が上がりますし、自分の魅力なんて一朝一夕で身につくものではありません。
そこを速攻で改善するのであればかわいい女性アイコンにしたほうがよっぽど効果出ます(個人の感想です)。
ゆべ
中身くらいは好きなことつぶやきたいし、ブログもTwitterも構成練りまくってたら息が詰まっちゃうよね
なので、比較的変更がしやすく、分析がかんたんな時間軸から改善したほうが効率がいいと考えています。
仕事や子育てしてたら投稿頻度上げるのもしんどいし、フォロワー増やすのも楽じゃないしね。
投稿時間については、一般論として以下のようなことが言われています。
- Twitterは朝のほうがいいねをもらいやすい
- 理由1:朝は他の情報が比較的少ないため目に留まりやすい
- 理由2:朝のあいさつ的な感じで気軽に反応してくれる
など
それ自体はたぶん合っていると思うし、実際朝ツイのほうがいいねもらいやすい気がします。けど
じゃあ実際どれくらい違うの?
っていうのが気になってしまうのが人の性。
50%くらい高ければ「お、ちょっと朝ツイだけでもしておくか」となるかもしれないし、逆に5%くらいしか変わらなければ「あんまり変わらないじゃん。いつでもいっか」となるかもしれない。
なので、今回は
朝ツイは昼や夜ツイに比べて、〇〇%いいねをもらいやすい!
こちらを明らかにしていきます。
反論
こういう分析をすると
「誰かに見てもらいたかったら自分から絡め!」
「見返りを求めるな!Giveの精神!」
「一日10回リプしろ。話はそれからだ。」
みたいな事を言われると思うんですよね。
まあ言っていることは間違いではないですし、たぶんそれも正解だと思います。けど、こっちは仕事して子育てしてブログ書いて…とにかく時間がないんです。
そもそもTwitterをガチで運用している方や、いつツイートしても100件以上いいねもらえるような方にはこの記事は向いてないかもしれません。そんなこと考えなくてもたくさん反応もらえるしね。
逆に、以下の方にはお役に立てるデータが出るかもしれません。というか出せるように頑張ります。
- Twitter始めたばかりの方
- いいねをたくさんもらいたいけど、なかなか成果が出ない方
- 時間帯別の効果についてちょっとでも興味のある方
前提条件
データ分析するにあたっての前提条件を書いておきます。
使用データ
今回は僕のTwitterアカウント(@yubeyubeyube)のうち、2021年2月にツイートしたデータを使います。
参考までに、僕のTwitterアカウントの情報を記載しておきます。
- フォロワー:947人(2021年2月時点)
- 一日の平均ツイート数:3~4くらい
- フォロワーの属性:ブロガー、パパママアカウントが多数
普段は子育てやブログの話。たまに仕事やお金についてつぶやいています。
それっぽいことを言うと大抵スベってひとり布団で悶々としています。
ゆべ
『この世は所詮「何をいうか」ではなく「誰が言うか」』です
分析環境(興味のある方向け)
ここでは分析環境について触れておきます。根拠のないデータに意味はないという理由で記載しますが、興味ないかたは読み飛ばしていただいて構いません。
TwitterのログはTwitter Analyzerから取得します。
Analyzerは色々なデータが見えるので、使ってない人は有効にしておくと後で役に立つかもしれません。
Twitter APIを使えば詳細分析も可能ですが、今回の分析ではAnalyzerのデータで足ります。
データはファイルで開くと改行処理などが面倒なので、PythonとPandasを使います。
Pythonを選んだ理由はなんかかっこいいからと、巳年生まれだからです。
大まかなデータの加工・集計はPythonで実施しますが、グラフの描画は手作業でやったほうが細かい調整が効くので、JupyterLabでインタラクティブに実行しつつ、必要なデータはExcelに貼り付けて作業します。
ゆべ
プログラミングは手段であって、目的が達成されれば何でもいいんです
分析環境や実際に書いたコードはそのうちまとめる予定です。
時間帯別いいね数を分析!
では、実際に分析してみます。
今回検証する仮説は「朝ツイートはいいねがもらいやすい」です。
なので、時間帯別ツイートのいいね数を、平均値と中央値でプロットしてみます。
平均値と中央値の違いはこちら。
平均値:いいねの数をツイート数で割った値
中央値:ツイートをいいね数順に並べたときの真ん中の値
例:5回ツイートしたときのいいね数が7,5,130,0,30だった場合
平均値→(7+5+130+0+10)/5 ≒ 30
中央値→小さい順に0,5,7,10,130 – 7
で、結果はこちら。
明らかに朝のツイートがいいねもらってますね。反対に昼過ぎくらいまではあまりいいねがもらえていない事がわかります。
ただ、平均値と中央値の乖離が気になりますね。特に8時と16時以降。
僕のツイートがバズる訳ない(自分で言ってて悲しくなりますが)ので、8時に絞ってデータを確認。
モザイクかけている部分ですが、本文が@で始まっています。つまりリプが多いってことですね。
たしかにリプはいいねもらいにくいので納得ですが、これだと正確な分析はできないので、リプは除外してもう一回分析することにします。
結果がこちら。
おー、いい感じですね。平均値と中央値は一部乖離あるものの概ね一致しているので、こちらで分析を進めます。
相変わらず朝が強いように見えますが、昼過ぎや夜にもいいねがもらいやすい時間がありそうです。
ただ昼過ぎって平日は仕事している方が多いので、そんなにツイート見てくれるイメージがないんですよね。そもそもあんまりツイートしていないし。
ということは、これは休日のツイートが伸びている可能性がありそう。
そこで、平日(月~金)と休日(土日)に分けてもう一回分析かけてみます。
…と言いたいところですが、これ以上細分化すると時間あたりのツイート数がかなり少なく、時間帯によっては1ツイートしかないということが起こってしまうので、データの誤差が大きくなってしまいます。
なので、ここからは以下の定義でデータを分けて分析します。
- 朝:4時~9時
- 昼:10時~17時
- 夜:18時~2時
あれ、3時は?と思った方。3時は寝てるのでデータがありません。
僕は社会人として健全な生活しているので、3時にはツイートなどしていないのです(2時4時についての指摘は受け付けません)。
時間帯別の分析結果はこちら!
長かったですが、いよいよ本題の分析です。
繰り返しになりますが、本日の目標は以下を明らかにすることです。
朝ツイは昼や夜ツイに比べて、〇〇%いいねをもらいやすい!
それでは、平日のツイートを分析した結果を見てみましょう。
朝強すぎじゃないですかね?
いいねのもらいやすさで言うと朝>夜>昼の順。
朝は昼と比べて+101.6%。つまり約2倍いいねがもらいやすい結果になりました。
夜と比べても+53.3%と約1.5倍良い結果となっています。
また、夜も昼に比べると+31.5%なので、朝ほどではないにしろ、昼よりは夜のほうがいいねをもらいやすい結果が出ています。
うーん、朝が強いイメージはありましたが、思っている以上に効果高いですね。。
確かに朝4時とか5時におはようツイートしている方が多いのですが、そういった朝型の人たちが多いのも一つの理由な気がしますが、それにしても高い。
あとは意外と昼と夜の差がないですね。あまり平日昼にツイートすることはないですが、日中ツイートしようが夜ツイートしようが変わらないので、日中は仕事に集中したほうが良さそうだなと(平日昼メインで活動されているフォロワー向けに発信する方針もありますが、そこまで時間かけられないかな)。
データが少なく信憑性に欠けるものの、休日のデータも載せておきます。黒が平日、グレーが休日です。
この結果を見ても朝が一番強い結果となっており、夜との差は約2倍。朝の強さは一定の信憑性がありそうです。
休日は昼よりも夜のほうがいいねもらいにくい結果が出ています。
休日は日中の活動量が多いので納得ですが、データが少ないのでなんとも言えないかなと(休日は子供の面倒見てるのでTwitterやってる時間無いんですよね・・)
今後に向けて
時間帯別のデータを改めて見てみます。
朝の時間帯にいいねをもらいやすいことは分かりましたが、その中でも濃淡がありそうです。
特に朝は早ければ早いほどグラフが高い位置にあるので、いいねがもらいやすい可能性があります。
この辺検証するためにもうちょっとサンプル集めないと正確なデータ出せないので、またデータ増えたら再度検証してみようと思います。
あとはおは戦効果が気になりますね。結構いいね多い気がするのでなんか効果あるような気も。
今後の分析対象としておきますが、僕がおは戦ツイートするかどうかが最大の障壁です(ルールとかよくわからんし、なんかめんどくさい)。
他にも色々検証したいこともあるので、また別の機会に検証してみます。
他に「こんな検証してほしい!」とかあれば問い合わせフォームやTwitterのDMにてご連絡いただけると助かります。できるものは頑張ってやってみますし、データ提供してくれるととても助かります(弱小アカウントで大したデータがないもので。。)
まとめ
今回検証した結果をまとめると、こうなります。
朝ツイは昼ツイに比べて、2倍いいねをもらいやすい!
※平日の場合
あくまで僕のTwitterアカウントをもとにした分析結果なので、「こういうデータもあるんだな~」ぐらいの感覚で見ていただけるとありがたいです。
そもそもツイートの内容やフォロワーの構成によって数値は変わりますし、僕のデータだけで分析したので誤差は一定含まれます。
そのへん認識いただいたうえで、今回の情報を参考にしたり、この結果を踏まえていろいろな議論が起こると分析冥利に尽きます。
今後も時間があれば分析記事書いていきたいと思うので、感想や分析して欲しいテーマなど教えていただけるとめちゃくちゃ嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。